コーラとペプシはどちらが強い?


「いい物をつくれば解ってもらえるか?」

かつて、【ペプシコーラ】は自身のCMで、目隠しをして味を比較してもらった場合、ペプシコーラを選択する人が非常に多いというものを流していた。

そして最近、ゼロコーラで同じ事をやっている。

では、シェアはというと、コカコーラ社のほうが圧倒的に優位なようだ。

赤い色がコーラのシェア色が濃いほど優勢度合いが強い

※引用元 http://www.nytimes.com/ref/business/20070527_COKE_GRAPHIC.html#

ここで一つの面白い話がある。

2004年、L・モンターギュー博士が行った脳波の実験によると

【コカコーラ】と【ペプシコーラ】をブランドマークを表示した場合、【ペプシコーラ】には脳の変化はみられなかったが、【コカコーラ】ではブランド提示時の前頭葉に固有の反応がみられたというものだ。

これは『ブランド』と言う形のない物に言及する話だが、ここからも小売店の役に立つことを見て取れる。

コカコーラが広告などで一貫して提供しているのは、味ではなく「ワクワク」するもの横にいつもコーラという「物を売る」のではなく、「気持ち」によりそった物が多い。

このページの冒頭に書いた、『いい物を作れば解ってもらえる?』というのはここからも見て取れると思う。

今の人は『必要な物』を買うのではなく、『気持ちが動く物を買う』

【コカコーラ】は長年かけて見ただけで気持ちが動くようにしてきた。

小売店はマネできないと思うかもしれないが、短期的に気持ちを動かすことは出来る。
それを継続していけば、いつかは見ただけで気持ちが動くようになるというだけの話だ。

商い(飽きない)を行っているものならそんなに難しくはないだろう。

『気持ち』を動かすものはなんなのか?
それを考えていくことが長い目で見た場合大事なことだと思う。

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