気持を動かす事の重要性と、POP


「青山フラワーマーケット」、今、飛ぶ鳥を落とす勢いのお花屋さん、ここの強さを証明するものがこのPOP

POPで気持を動かす
花は生活において絶対的に必要な物ではない。
だからこそ、この一行が大事になる。

なにもしないで、『一束 00円』としか書いていなかったら、お花を飾り慣れている人しか買わない。

今のお客様は消費に理由を求めてる。物が溢れている時代なので、必要に迫られて買うことはない。なにか理由がないと買わない。
だけど、自分で考えはしない。

その「きっかけ」をPOPは作ってくれる。

POPが与える影響

この「青山フラワーマーケット」のPOPの一行を読んだ人は、自分の生活に花がある姿を想像する。
普段、花に興味が無い人もこの一行で花がある生活を想像し気分が高揚する。

何人かに一人は買うだろう。値段に関係無く。

これは以前書いた【情報を記憶する】の【その『情報』に触れることで高揚感を感じる(ステップアップした自分等が想像出来る)】に相当する。

これはお花屋さんに限った話ではない。今はお菓子だって溢れるほどあるし、飲食店においても、空腹を感じることは少ない。
だから、ただ値段だけを書いているだけだったら、なかなか買ってもらえない。

昨今、どうしてもデジタルの部分に目がいって、アナログのこの部分は軽く見られがちだが、ここは最も大事なことの一つ。

「一行の手間を惜しまない。」

これはもっとも大事な事です。

これからの小売店のキーワードは『ワクワク』です。

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