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*お急ぎの方は、色の部分だけ読んでも意味が通じるようになっています。
”かっぽれ”
新鮮な素材が簡単に入りやすい土地柄故、伊東は和食系のお店が数多く存在する。生まれ育った町なので沢山のそういったお店で食事をしてきたのだが、その中でやはりこのお店は頭一つぐらい出ていると思う。お値段も東京で食べることを考えたら遙かに安い。
場所は、JR伊東駅を降りてロータリーを右に、交番のところで右に曲がって短い坂を下りると角にたこ焼きやさんがあるのでそこを左、道路が赤い(かなり色あせてはいるが、、、、)花の模様のブロックの湯ノ花通りを越え、さらに、まっすぐ進んでいくと、屋根付きのアーケードに入る。この屋根付きの商店街
(スカイドーム、ジモ称:注*地元の表現 キネマ通り)を中腹まで進み、四つ角にさしかかったらそこを右、50メーターほどいくと、以前紹介した”わかば”があり、さらに進んでキネマ通りを抜けた10mぐらいの所にある。
雑誌等にも良く掲載されているので、伊東に訪れたことのある人は一度くらいは目にしたことがあるかもしれない。
前述の通り、このレベルで東京で食べることを考えたら遙かに安いのだが、ランチはさらにお得感がある。
と、言うことで、この日はお昼にこのお店に向かった。 ランチタイムは11:30〜14:00。きっかり11:30にお店に到着する。
このお店、観光客が訪れる時期で、普通の時間帯に食べたかったら(つまり:お昼12:00〜1:00 夜7:00〜8:00の時間帯は)、予約をしないとまず入れない。お店も結構広いのだが、それでも必ず待つ(もしくは入れない)ことになる。おりしもこの日はGWのまっただ中なので、開店直後を狙って入る。
それでも、もう3組ぐらいが待っていた。
お店は左手手前から小さないけす、カウンターが7席、キッチン。右手は2階に上がる階段、レジ、4人掛けのテーブルが2つ。真ん中が通路になっていて、一番奥には4人掛けの座敷が4つある。二階も座敷になっていて、8人ぐらいが座れる座敷が5つある。
女性スタッフに促され1階の一番奥の座敷に通される。
通常のメニューの他にランチメニューがおいてある。
ランチメニューは 大名椀 ¥1,200
麦とろ ¥1,050
五目釜飯 ¥1,050
各種釜飯(ウニ、カニ、とこぶし) ¥3,050,¥2,730,¥3,050
刺身膳、焼き物膳、あじたただき御膳、金目煮魚膳(¥3,980、¥3,670,¥3,150,¥3,980)
勝手知ったる故郷、やはり、ここに来たらまずは大名椀だろうと、ランチメニューから大名椀を頼み、通常メニューの方から、揚げ餃子を頼む。
注文を取ってくれている女性スタッフが、豆あじの入荷があることを教えてくれ、迷わずそれも頼む。
しばらくして、大名椀が運ばれてきた。直径30cmほどの大きなお椀。
初めての人はまずその大きさにビックリする。
その、大きなお椀に、おつけ物、お魚のそぼろを巻いた海苔巻き2切れ、ご飯、お刺身(この日はマグロとイカ)イチゴ二粒、金目の煮付け、豆を煮たもの2種、山クラゲの梅酢あえ、エビフライ、魚のフライ、ほかフライ数種、等々が所狭しと乗っている。
『何だお子さまランチじゃん』、と、思うことなかれ、この大名椀、羊の皮を被ったオオカミとも言うべきか
各料理のレベルは高く、その味わいは大人でも充分堪能できる。その証拠に、地元の人間は大人も子供も大抵これを頼む。
ともあれ、まずはお刺身から、マグロを一口。
おいしい、、!!
赤身の味わいが深い!潮風のところでも書いたが、伊東でマグロと言えば『メジ(本マグロの子供)』が主流なのだが、それでもこのレベルのメジが食べれるのはこの店ならでは!イカもおいしい。
次いで金目鯛の煮付けを食べる。
これまたおいしい!!
甘辛さがちょうどいい。 舌の上で甘さから辛さ(しょっぱさ)を感じる流れがなめらか、つまりタレがおいしい!下田や稲取など、有数の金目鯛の漁場が近くにある伊東は、たいていの和食のお店がこの料理を出す。甘辛く煮るだけのこの料理、単純故にセンスの差は出る物で、個人的な意見だが、ここのが一番おいしいと思う。わずか一切れ、二切れなれども、充分に幸せを感じることができる。
エビフライは、どこぞの衣で太らせたとは訳が違う。衣の厚さなんて紙一枚ぐらい、見た目の太さがそのままエビの太さ。直径2cm 長さ15cmぐらいの大エビのフライ、噛むと即エビでプリプリとした歯ごたえと共に閉じこめられたエビの旨みがはじける。
おいしい!
魚のフライも魚自体がすごくいい、しっとりとしていて身厚。、
そうこうしている内に、揚げ餃子と、豆あじの唐揚げが出された。
”揚げ餃子”
子供の頃から、ここに来ると必ず食べているお気に入りの料理。その名の通り餃子を揚げた物なのだがこれがおいしい!
皮は揚げられたことで、香ばしくなり、中の具のしっとり感といい食感の差を出している。
そして何よりもオリジナルのタレ!醤油をベースに、ラー油(自家製と思われる)、海苔、酢、そしてニンニクをすり下ろした物といったところだろうか、もっといろいろな物が入っているのかもしれないが、単なるくいしん坊ではこの程度の分解が精一杯。にんにくをタレの方に入れてあるところがニクイ!
バクバク食べる。おいしい!!
ただ、この揚げ餃子一つだけどうしても解けない謎がある。ここの揚げ餃子は口がしっかりと塞がっていない。それどころか、真ん中の一カ所しかくっついていないぐらいの感じ。
このお陰で、皮がカリカリとちょうどいい具合になるのだが、高温で揚げているにもかかわらず中の具がしっとりとしている。
単純に考えればカラカラになりそうなものだが、、、片栗粉とかで調整をとっているのか?そもそもそんな単純な方法で取れるのか?もう二十年近くこの問題を考えている。だれか謎解きできる人求む。
豆アジはこの地方では、”じんなご”と呼ばれる。
これはこの時期この伊豆でしか食べられないごちそうだ!
「なにを大げさな、、東京のほうにもあるじゃない」
と、思う人もいると思う。
しかしながら自分の過去の経験からいうと、東京で出されている豆アジというのは、ちょっと大きいもの、おおよそ5cm〜7cmぐらいの物を指して売られていると思う。さすがにこのサイズになると骨もしっかりしていて、食べるのに、文字通り骨が折れる。
しかし、この時期伊東で出されるアジは2cm〜3cm。骨も柔らかく。お子さまだって大丈夫!
一口で口の中に放り込むとジュワっとおいしい魚の旨みがあふれ出てくる。これは決して大げさな表現ではない。また、脂の質がいい!
今回、奥さんと来たのだが、一人でほとんど食べてしまった。
最後に大名椀に話をもどして、ごはんの横に添えられているお魚のそぼろを巻いた海苔巻き。この味はノスタルジーを感じる。これはよくお婆ちゃんが作ってくれた味に似ている。まあ、最近ではほとんど作る人もいなくなったが、この辺では伝統的にお祭りの時とかに作られた料理で、決して派手ではないけれどおいしい。食べると子供の頃を思い出す。
何度かこのリポートの中で出てきたお婆ちゃんも今年の初めに亡くなってしまった。『長生きしろ、長生きしろ』ってずっと言っていて、お婆ちゃんもそれに応えるように必死でがんばってくれて97才。大往生です。
お婆ちゃんありがとう。たくさん感謝感謝です! (あんまり本題と関係ないことは書きたくないけれど、どこかにお婆ちゃんへの感謝を残したくて、、、ご勘弁を)
話を戻して、そんなこんなでお会計。
大名椀 ¥1,200×2=2,400
揚げ餃子 ¥680
じんなご(豆あじ)唐揚げ ¥850
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¥3,930
豆あじは7月上旬で終わりになってしまうと思う。運が良ければ後半まであるかも、、、伊東にこられたらぜひどうぞ!!
オススメです。
↓ホームページ(自前のはないみたいなので、補足も兼ねてここなんかどうですか?)
http://gourmet.yahoo.co.jp/0004862500/M0022002017/ktop/
(06.07.07)
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