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*お急ぎの方は、色の部分だけ読んでも意味が通じるようになっています。
”スープカレー”
この名前を初めて聞いたとき、”カレーを薄くした物?”と即座に思った。 そして料理下手のお袋に、子供の時に食べさせられた薄ーいカレーが脳裏に浮かび、ブームになっている事は知っていたのだが、食べる事もなくくいしん坊な日々を過ごしていた。
まあ、こういった苦い思い出のあるなしは関係なく、関東系の人間ならたいていはネーミングから同じ思考パターンをするのではないかと思う。
しかし、そう思っている人ほど、一度試してもらいたい。これはカレーとは似て非なる物だ。しかも食べる価値は十分にある。
ある日のクライアント先からの帰り道、R246に沿って歩いていたのだが、たまには違う道を通るかと、一本奥に入るとなにやらおもしろそうなお店が連なっている。
お昼を食べていなかったので、渡りに船とばかりに思っていたのだが、時間も3時近いということもあって、どこもランチタイムは終了。夜のメニューには早く、結果、ちょうど良いのはこのスープカレー『心』だけで、まあ、前述の勝手なイメージに支配されていたので、「しょうがない、話のネタに食べてみるか、、、」と言った感じで入った。
場所は渋谷。西口の方に出て、246号を上がっていく、道に対して左側をずっと歩いていくと、途中にセルリアンタワーがある。そのセルリアンをすぎたらに左に折れ、直ぐに右に入るとカレー食堂”心”はある。
店内は落ち着いた色目の小洒落た雰囲気で、左手にカウンター席が数席あり、右手はテーブル席になっている。その間を仕切っているのはガラスの間仕切りで、段差がつけてある。カウンターから見るとテーブル側は一段下がった位置にある。
ともあれ、メニューを見る。
「心」骨付きチキンのスープカレー ¥950
季節野菜のスープカレー ¥1,050
納豆とオクラのスープカレー ¥900
シーフードのスープカレー ¥1,150
ラビオリのスープカレー ¥1,000
ベーコンとキャベツのスープカレー ¥950
の六種類。
とりあえず、お店の看板らしき、『「心」骨付きチキンのスープカレー 』を頼むと、「辛さはどうしますか」と聞かれた。初めてなので、「普通で」と答え、ご飯と玄米が選べるというので、玄米を並盛りで頼んだ。
ちなみにご飯は小ライス、並盛、大盛、までは+¥0円、通常の金額に含まれる。特盛のみ+¥150。
接客は、元気はいいし、ちゃんとやることはやってくれるので、不満も無いんだけど、マニュアルそのもの。
まあ、新進のお店なので、これからどう個人個人がアレンジして行くかで雰囲気もかわるでしょう。
しばらくして、『「心」骨付きチキンのスープカレー 』が出された。
白いお皿の上にのった赤みがかった色のスープカレー、その中に骨付きのもも肉がドーンと一本。
そしてその傍らにジャガイモが1/2カット位でごろっと、よくステーキなんかの付け合わせに出るにんじんのグラッセほどのサイズのにんじんが一本、ゆで卵半分、1/4カット位のピーマンがのっている。
玄米も一回り小さいお皿に載って出された。
端のほうに3cm四方ぐらいの海苔が2枚のかっている。
この時点ではまだ、薄いカレーだと思っていたので、いぶかしげな顔で、一口、スープカレーを飲む。
あれれ、、、
おいしい!
予想を遙かに裏切るおいしさにビックリする。
これはカレーと言うより上質なスープのカレー風味だと思う。主役は間違いなくスープだ!
しかも、そのスープの出来がすごくいい!
すごくいい出汁(この場合はフォンと呼ぶべきか?)が取れている。
即座に脳の中にインプットされていた情報を修正する。(まあ、もともとインプットされていた情報が間違っている事自体も問題なのだが、、、)
その後、このお店のメニューに書かれている食べ方に従い、ご飯をスプーンにとり、そのスプーンごとスープに浸し食べる。玄米との相性も良くおいしい。
料理の”おいしい”、”まずい”の行き着くところは出汁だと思っている自分にはピッタリ!
出汁好きにはたまらない!
また、鶏肉がおいしい!蒸してから入れてあるのか鶏肉がムチムチ&ジューシー。
この鶏肉と野菜はいわゆるカレーのように最初から一緒に煮込む訳ではなく、別で処理をして最後に併せると言った感じ。それぞれ中までは味が入っておらず、素材の味がちゃんと立っていて、箸休め的な役割をになっている。
ややもすると単調な味の繰り返しになってしまう、このスープカレーというメニューにはマッチしています。
ずんずん食べ進む。
もともと新陳代謝はかなりいいというのもあるが、 全体のバランスがいいからだろう、
さして辛く感じないのだが、食べ終わる頃には汗が出始めた。
汗をかきかき完食。
で、満足して、お会計。
「心」骨付きチキンのスープカレー ¥950
最初にスープカレーのネーミングについて書いたが、食べ終わってみれば、これはいいネーミングだと思う。これ以外のネーミングがピンとこない。
仮にこの料理をスープ・ド・なんとか、とかフランス語の堅苦しい名前をつけもイメージが湧かないし、スープゴハンとした場合、めめっちい。(絶対つけないだろうな:笑)国民食とも言える”カレー”と名付けたことで大衆的な雰囲気も出て、受け入れられたのだと思う。
しかし、最初にも書いたが、カレーとは似て非なる物なのも事実。ネーミングで躊躇している人は一度試してみることをオススメします。
↓ホームページ
http://www.cocoro-soupcurry.com/
(2005.11.19)
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