あまりのおいしさに感動していると、合い席をしてくださった初老の方がお会 計の方に向かった。正直、この方は合い席は不本意だったのかもしれない、少々気難しい顔をして食べていて、(まあ、合い席というのは多少の気まずさは付きものだと思うが、、)お会計に立ち上がった時も、ほんのわずかだか納得いっていない雰囲気が感じ取れた。合い席をしてもらった自分としては、申し訳ないと思うのだがどうしようもない。軽く一礼して見守っていると、会計時におかみさん(?)が”(お食事をしていただき)ありがとうございます。”の他に、”ご合い席いただきありがとうございました”と付け加えた。さらに、おかみさん(?)はこの初老の方が、振り向いて出口の方に向かって行くときも”ありがとうございました”と言い、再度”ご合い席本当にありがとうございました”と付け加え、最後に扉を開けて出ていくその瞬間にも、”ありがとうございました”と言った。
”ありがとう”と言われてイヤな人はいないと思う。しかもその言い方はすご く心がこもっており、本当に感謝しております。といった感じが受け取れた。その気持ちが通じたのか、初老の方は一転笑顔になり、気持ちよさそうに帰っていった。気持ちのいい接客だと思った。すばらしい!いいお店だ。店の人間がありがとうございましたというと、キッチンも自分の作業をしながらでも、必ず全員で”ありがとうございました”と言う。気持ちよく、お客を迎え、気持ちよく食べてもらい、気持ちよく送り出す。味も、接客も申し分ない。本当にいいお店だと思います。
現時点でMY BEST OF 親子丼です。