【人間心理】


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とかく、物をうっていると思いがちだが、物を買うのは人であり、そして、人には気持がある。

なので、物を売っていく場合、人の気持をまず考えるようにしている。

たとえばこの写真

実家で売っている『うり坊』と『ぐり坊』

『うり坊』や『ぐり坊』を一つだけ買う人がいるのは知っていた。
今の人(40代以下)は失敗をすることを恐れている。

だから、価格.comやアマゾンでレビューを穴の開くほどみるし、伊豆に来てまで魚民行くか(実際にきいた20代の話)という発想がでてくる。

お土産を買う前の下調べなのか、単純に一つだけ食べたいのか、、、、

もちろん一つだけ買って貰ってもいいのだが、この根底にある心理はなにかと考えたら、『多い数はいらない』や『失敗したくない』だと思う。

実家は一つから買えるものの、基本的には『箱入りで展示』している。

ぱっと見では箱入りでしか売っていないと見えるほど。
また、仮に一つから買えることが解っても、

そこはレジの人に『うり坊を一つください』ということを言わなければいけない。

これの心理的プレッシャーを感じる人もいるだろう。
と、ここまで考えると、少ない数入りのものを作ろうという発想になる。

さらにここで一ひねり、さらに気持を動かす仕組みはないかと考えて、

「食べ比べ」という表現を加えた。

これを加えることで絶対二つ以上買うようになる。

一つ買う人が二つ買うようになり、
最初から袋にはいっているので、恥ずかしくなく買える。

で、結果は、、というと、ちゃんと調べたわけじゃないけど、出数は増えています。

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